大人しかった同級生が借金まみれに……

「借金」という単語を見かけるたびに、どうしても大学時代の同級生を思い出します。

当時の彼女は、とても大人しいというか、はっきり言って地味でした。
基本的に、流行のファッションとは縁遠く、常にラフなTシャツにジーパン、運動用のスニーカーどいうような服装でした。

そんな彼女と再会したのは、大学を卒業して2年後に行われた同窓会の時です。
ゴージャスな巻き髪に、服・靴・アクセ・バッグに至るまで全てブランド物でまとめていました。
バッグに至っては、当時発売されたばかりの新商品で、私も欲しかったけど高すぎて断念したものでした。
学生時代とは180度違う彼女の姿に、参加していた誰もが驚きました。
「本当に○○さん?」と思わず聞いてしまうくらい(笑)

しかし、後で人づてに聞いた事なのですが、この時すでに彼女は多額の借金を背負っている状態だったそうです。
内気な上に生真面目だった彼女は、就職してから面倒な仕事をあれやこれやと押し付けられ、そのストレスをショッピングで発散するようになっていったのだとか。
ショッピング以外にストレス発散法がなかったため、次第に高額な買い物を繰り返すようになり、ついに借金してまでブランド物を買い漁るようになってしまったそうです。
一般的な消費者金融では間に合わず、危ない企業からも借りてしまったとも聞きました。

最終的に、彼女は自己破産に至り、今は仕事を辞めて実家でひっそり暮らしているそうです。
買い物依存症に陥って多重債務を抱えるという話は何度も聞いた事がありましたが、まさか自分の知っている人がそんな状態になるとは予想もしませんでした。
私も衝動買いをしてしまう事はあるし、クレジットカードも持っていますが、彼女のように買い物が原因で多重債務を抱えてしまうなんて事にならないよう、注意しなければいけないと実感しました。
そして、「借金をしようと思えばいくらでもできてしまう」という事実を知り、恐怖感を抱きました。